キャリア教育NPO法人 Grow & Leap

間崎島自然体験ツアーに行ってきました!

こんにちは。松隈です。

至るところで秋が訪れ、銀杏の季節になってきましたね。苦手な方もいるかと思いますが、銀杏は茶碗蒸しとか、おでんとかに入れると美味しいですよね。

そんな銀杏を実らすイチョウの木は、ジュラ紀(約1億5千万年前)の頃から現存する唯一のものであるから、「生きた化石」と言われているそうです。そう聞くと、なんだかイチョウの見方も変わりますよね。

 

さて、

9/24(土)~25(日)に、一泊二日で「非日常!間崎島自然体験ツアー」を開催しました!

新型コロナウイルスや台風の影響もあって、開催が危ぶまれた瞬間もありましたが、高校生3名と一緒に無事行くことができました。ツアー直前にはドキドキの新型コロナウイルスの抗原検査も実施しましたが、スタッフも参加者も全員陰性で、みんなで胸をなでおろしていました。(笑)

 

 

今回のツアーのテーマは「離島の大自然にダイブ!」

部活や勉強、課外活動など「いつもの生活」に追われがち…そんな中高生が「大自然」に抜け出して、三重県の英虞湾に浮かぶ間崎島の大自然にダイブし、のびのびと身体も心も動かしていこう!というものです。

 

現地の下川さんのご協力の下、安全面にも配慮しながら、満天の星空観察や焚き火を囲んで語り合い、早朝からの船釣りとかご漁、島一周のシーカヤックや真珠の珠出し体験などをしました。

台風一過ということもあり、満天の星空は、現地の下川さんも「今までで3本の指に入るくらいきれいだ」とおっしゃっていたくらい、とても幻想的な世界が広がっていました。星座板を見てもわからないような星々がたくさんありました。また、星空を見に行く前に、一人ひとりが自己紹介も兼ねて自分の人生について語り合っていたことも相まって、視野が大きく拡がる時間にもなったのではないかと思います。

 

翌日は、参加者の高校生たちが「日の出を見たい!」と声を上げてくれたこともあり、みんなで並んで日の出を見るところから始まりました。

その後は、ごはんの前に一仕事。船を沖に出してもらい、アジを釣りに行きました。普段はスーパーに行けば買えるし、回転寿司でボタンひとつで出会えることの多いアジですが、今回は簡単には出会えません。餌もたくさんまきながら、時間をかけて一匹一匹釣っていきました。また船釣りの帰りに、初日の夕方に仕掛けたかごを回収し、ヤドカリやアナゴなどもゲットしました。

 

朝ごはんを食べた後、シーカヤックで島一周に挑戦し、普段は使わない筋肉もたくさん使いながら、大自然の中で遊びました。そして、お腹が空いたところで、朝みんなで取ったアジやアナゴを刺身や焼魚にし、またあら汁も作って隅から隅までいただきました。さらに、四国から駆けつけてくれた、スタッフのゆきおさんが取ってきてくださったクロダイも加わって、自給自足のプチスペシャルなお昼ごはんとなりました。

お昼ごはんの後は、真珠の珠出し体験。三重県間崎島は真珠養殖で有名な場所で、下川さんがその歴史や真珠のでき方を説明してくださりながら、みんなで真珠の珠出しを体験しました。ひとつのアコヤ貝に何個か核を入れているものだったので、ひとつ出てきても「まだあるかな?」とみんなで熱心に探していました。そして取り出した真珠は、お土産に持って帰りました。

 

どの体験も、中高生にとって初めてなことはもちろんのこと、私にとっても初めての体験もたくさんありました。

また、私たちGrow & Leapは「個性(感じたこと、考えたこと)」を表現することをサポートすることが多いです。しかし今回のような非言語の世界で、感じる瞬間や考えるきっかけを意識的にたくさん届けていく活動は、私たちとしても初めての挑戦でした。(もちろん、生活の舞台でも、たくさん感じる瞬間や考えるきっかけは落ちていますが。)

高校生の表情を見てみると、きっと何かは受け取ったものがあるように見えました。だからこそ、この非日常体験がただの思い出として終わるのではなく、生活や人生において、小さかったとしても、意味のあるものとして何か実が実るものであってほしいなと思います。

 

以下、参加者の声です。

自然に触れることで、自分の視野が広くなったように感じる。特に、星を見た時「いかに世界が広いのか」「いかに人間社会がちっぽけなのか」に気付かされた。それをきっかけに、自分の人間社会における悩みが小さいように感じ、自分のペースでその悩みを解決し、ストレスなく自分が好きなこと最優先で行けばいいと考えた。また、自分が自然が好きなのだと再確認することもできた。これからも多くの自然に触れ合っていきたい。(高校2年生男子)

非日常を体験できてとても満足しました。常日頃から自然に触れずに過ごしているため、漠然と今回のような体験に憧れがあったため参加しましたが、実際想像以上に感動的な経験をすることができてとても良かったです。(高校3年生男子)

東海地方に、こんな場所があるなんてびっくりしました。今回、GLのスタッフとして参加できたことを嬉しく思います。夜空やキャンプファイヤー、漁などをサポートしましたが、高校生たちの新鮮な反応が都度都度みられて、面白かったです。こういう経験を通して、自然への価値観の変化や物事の見方に多様性が生まれたらなぁと思いました!(GLスタッフ / 中高生サポーター)

くまちゃん

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