高校2年時にMy Story Project (以下「MSP」)のダイヤモンドコースを受講したりえなさん。MSPでのイベント企画や学校での探究活動を通して、自分の「好き」を追究してきました。
そんな彼女が決めた進学先は、武蔵野大学データサイエンス学部。MSPのダイヤモンドコースを修了した後、彼女がどんな思いでこの一年を過ごし、進学先を決めるに至ったのか。りえなさんにインタビューし、くららがまとめてみます。
武蔵野大学データサイエンス学部に進学する、4期MSP生・りえなさんの話
大学1年次後半から卒業まで続く武蔵野大学の「未来創造プロジェクト(PJ)」では、企業や官公庁と関わりながら、実社会の課題にデータサイエンスで向き合います。社会と接続したこの実践的な学びのスタイルは、教育的にも高く評価されています。
高校時代、データサイエンスと音楽を掛け合わせた探究を続けてきたりえなさんにとって、この学びの形はとても自然なものでした。
受験を終えた今を振り返り、「自分に合う場所を選び取れた感覚に近い」と話します。
オープンキャンパスで学校の雰囲気や人、学び方に触れたときも、「ここ、合ってるな」と直感的に感じたそうです。
滋賀大学データサイエンス学部に惹かれる気持ちもあり、総合型選抜で挑戦。結果は振るいませんでしたが、「失敗した」という感覚はありませんでした。
できることはすべてやった。その上で、自分が積み重ねてきたことを一番活かせる場所に出会えた。高1から続けてきた時間が、きちんと報われた。
2025年度の受験を振り返りながら、そう穏やかに話してくれました。
「特殊だね」と言われていた経験が、評価に変わった
高校2年次からSpotify APIを用いた音楽分析に挑戦。ラジオ各局の音楽トップチャートを用いて、地域ごとのジャンル傾向を分析してみていました。
そんな姿を見て、高校の先生からは「かなり特殊なことをやっているよね」と言われることもありました。でも、大学の面接では「すごいことをやってきたね」と言われた。その言葉が、とても嬉しかったといいます。
複数の大学で面接を受ける中で、「探究をやってきて本当によかった」と何度も感じたそうです。 評価されたのは、話し方の上手さではなく、これまで積み重ねてきた活動そのものでした。

面接は「試験」よりも「対話」に近かった
どの大学の面接も、想像していたよりずっと柔らかい雰囲気でした。
待機室で先生がお菓子を配ってくれたり、入退室の練習をしていたものの、本番では面接官が扉を開けてくれたり。緊張はしていても、場の空気はとても穏やかだったといいます。
武蔵野大学の教授からは、「こういうことをやったら面白くない?」と提案される場面もありました。それに対して「すごく面白いと思います!」と答えられたのは、自分のやってきたことを大人に向けて話す経験を、これまで何度も積んできたから。
MSPのイベントでプレゼンを行い、その後の大人からの質問に考えながら答える。この感覚と、とても似ていたそうです。大学の先生と話すことに、緊張はあっても怖さはなかった。
友人たちが「大人と話すこと」に強い緊張を感じている中で、MSPで培ってきた「大人と考えを交わす経験」が、ここでも活きていたと語ってくれました。

「好き」を言葉にできていたこと
総合型選抜で受けると決めたとき、りえなさんが大切にしていたのは、「これが好き」「これをやりたい」と言い切れる軸を持つこと。
りえなさんの場合は、データサイエンスと音楽。
文系でも学べるデータサイエンスを軸に大学を選びながら、音楽や表現と掛け合わせた探究を続けてきました。
このテーマについては、誰よりもやりたい気持ちが強い
それだけは、はっきりと言えたそうです。高校生のうちに自分の強みや「好き」を理解できていたことは、進路選択において大きな意味を持っていました。
「合わない」と気づけたことも、前進だった
一度は、プログラマーの道を考えたこともありました。
でも実際に取り組んでみて、「無限にプログラムを書くのは自分には合わない」と気づいたといいます。
やってみたからこそ、合う・合わないを判断できた。
早く気づけたからこそ、進路を選び直すことができました。
探究を「ちゃんとやる」ことの意味
高校生のうちに、好きなことをここまで深める人は多くありません。でも、探究をしっかりやってみると、一つのテーマをガッと深める面白さがあります。楽しく向き合えないテーマなら、大学でも同じ壁にぶつかるかもしれない。
結果として進学先は決まりましたが、りえなさんにとって一番の収穫は、「自分の好きをちゃんと探究してみる」この過程そのものでした。

りえなさんの進学は、「合格」という結果以上に、自分の感性や思考を深め続けた先で、進路が自ずと定まっていった一例です。
MSPは、一人ひとりが自分の「これかも」を見つけ、社会と対話しながら深めていく場。
その先に、大学やそれぞれの進路選択が、自然につながっていく。
私たちGrow&Leapは、そんなプロセスを大切にしています。
りえなさん|高校2年生でMSPダイヤモンドコースを修了。その後、高校3年生でココラボ(受験対策コース)受講。MSPダイヤモンドコースでは、イベントプラニングやキャリアリサーチを通じて、「音楽×データサイエンス」という「好き」「やりたい」の軸が見える。「人々の音楽体験を豊かにするデータサイエンティスト」を目指すようになり、データサイエンス学部を進学先として、総合型選抜で受験。来年春、武蔵野大学データサイエンス学部に入学予定。
ココラボ(受験対策コース)|総合型選抜(AO・推薦)に特化した進学支援として運営する、総合型選抜専門塾「CoCoLaboratory(ココラボ)」。Grow & Leap理事である倉田・松隈が、2019年より総合型選抜の指導を開始。今年で7年目。初年度から現在まで、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、ICUなど、総合型選抜における私立最難関大学への合格実績を多数積み重ねている。
志望理由書・活動報告書・小論文・面接(プレゼンテーションを含む)まで、総合型選抜に必要なプロセスを一貫して支援。書類や面接の「対策」にとどまらず、「なぜそれを選ぶのか」「何を大切にして進路を描くのか」という思考の軸づくりへの伴走。2025年度からは、NPO法人Grow & Leapの法人内事業として位置づけ。MSPで育まれる「自己探究」や「思考の深さ」を、進学という具体的な選択へとつなげる支援。MSPを経て総合型選抜で進学した先輩との対話の機会も提供可能。
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