こんにちは。松隈です。
3月9日(日)から4月6日(日)まで、株式会社Freed様のアートスペース「ガレリア・アヴァンティ(galleria avanti)」にて、アート企画「つむぐ、生きる、8人の手で。」を開催しました。この企画は、アートや絵画に関心がある3期MSP生のともみちゃんが約半年かけて準備したものです。
まさに「共創」
ー自分一人では生まれなかったものー
このアート企画の特徴は、ただただ作品を手掛けるのではなく、1つのテーマに基づいて、前の人の作品を見ながら、自分の作品を表現していくところにあります。それはまさにバトンを渡していく感覚です。
GL内で全体公募したところ、8人のアーティストが手を挙げ、実際に私も参加しました。
テーマは集まった8人のアーティストによる投票で決定しました。「へいわ」や「心」「五感」など、様々なテーマ案がありましたが、今回は「生きる」がテーマに。
ところで「『生きる』をテーマに、キャンバスの上で自由に表現してください」と言われたら、どんなものが生まれますか?
芽吹く植物や赤ちゃんの誕生、心電図の波形や心臓の鼓動、ライオンの親子、弱肉強食のサバンナ、宇宙の壮大さを感じる満天の星、子どもからおじいちゃんまでの軌跡、ホームランを打った瞬間、砂時計の落ちる様子、談笑する人々、暗闇と光のコントラストがある世界、仮面を被った人…。
人生や生活、価値観や志向性などから形成される「生きる」観によって、色んなものが想像されると思います。その一人ひとりの違いが既にユニークで興味深いものです。
しかし、今回の企画の面白さは、やはり「前のアーティストの作品を見ることによって生まれる、自分の思考や感情をもって表現していくところ」です。
私自身、テーマが決まったときに、漠然と「こんな作品かなー、こんなこと表現できたらいいかなー」と思っていたものがありました。しかし、前のアーティストの方の作品をじっくり見てみると、自分がイメージしていた「生きる」と呼応したり、価値観がちょっとだけ揺さぶられたり、新たな思考や感情が生まれたりしました。
そこから、キャンバスに落として表現していくので、自分一人が「生きる」と向き合って創り出す作品とは、一味も二味も違うものになったと思います。相手のものを受け取りながら、自分のものも大事にして表現していくこの過程は、まさに「共創」であり、自分一人では生まれることのなかったものでした。
実際にやってみたからこそ、感じられること
ー企画者 ともみちゃんのコメントー
ー今回、このようなアート企画に挑戦してみようと決まった時はどのような気持ちでしたか?
このようなアート企画は初めてだったので、最後までやり遂げられるか不安でした。しかし、1度決めたらやるしかない!と思い頑張りました🔥
ー企画するにあたり、ともみちゃんがこの企画に込めた想いを教えてください!
アート企画に参加してくださった方々に絵を描く楽しさをより知って欲しいなぁという想いで企画を進めました!そして、鑑賞した人が笑顔になるような展示を心掛けました。
ー企画してみて、感じたことや考えたことを教えてください!
本当にこの展示ができて良かったです!作品を展示していた場所に感想を書ける場所を設けたのですが、そこに心温まるメッセージが書いてあって嬉しかったです。
ー実際に企画や展示に挑戦してみることを通して、驚いたことはありますか?
意外と準備が大変でした!特に作品を展示する作業に手こずりました。ですが、皆と談笑しながら準備したのでとても楽しかったです!
ー最後に一言、お願いします。
Freedの皆様、アート企画に参加してくださった方々や共に企画を考えてくださったくららさん、本当にありがとうございました!