キャリア教育NPO法人 Grow & Leap

海外で学ぶ二人が語る、自分らしい選択の見つけ方〜クロストークvol.1〜

クロストークとは Grow&Leapのメンバー・関係者・My Story Project(MSP)受講生が交差(クロス)する対談企画。それぞれのリアルな経験や言葉を通して、活動の内側と、そこにいる人たちの多様な姿をお届けします。

小川さん

Grow&Leapスタッフ(2025〜)
公式インスタ担当
マレーシアの大学に通う大学生

たなかさん

My Story Project 受講生
5期生(2025〜)
ニュージーランド留学中の高校生

(※本文中の名前は、ご本人の希望によりすべて仮名を使用しています。)

小川

今日はクロストークということで、まずは簡単に自己紹介から始めたいと思います。Grow & Leapでインスタグラム運用を担当している小川です。活動を始めて1年ほどになります。たなかさんとお話しするのは今回で2回目ですね。よろしくお願いします!

よろしくお願いします!私は現在高校3年生で、MSP5期生として2025年8月から活動している、たなかです。今はニュージーランドに留学していて、海外での生活を通して自分自身への理解を深めています。MSP修了後も運営に関わる機会をいただけていることがとても嬉しいです。また、もともとSNSや発信に興味があったので、今回こうしてインスタグラム運用にも関われることを楽しんでいます。

たなか

小川

私は現在マレーシアの大学に通っているので、今日はマレーシアに住む私と、ニュージーランドに住むたなかさんとのクロストークになります。お互い海外経験があるという共通点もあるので、まずはそこからお話しできたらと思います。

小川

私は幼少期から親の仕事の関係で引っ越しが多く、ヨーロッパや東南アジアなど複数の国で生活してきました。ただ、小さい頃は自分で環境を選んでいたわけではなく、親についていく形でした。そんな中で大きなターニングポイントになったのが高校生の時です。親のシンガポール赴任が決まり、「一緒に来るか、日本に残るか」を自分で選べるようになりました。それまで進路や環境を自分で決める機会はあまりなかったので、その経験は大きかったなと思います。

自分で選べるようになったこと自体が大きな変化だったんですね。

たなか

小川

そうですね。当時は日本の学校生活に少し違和感を覚えていたのもあって、「せっかくなら挑戦してみようかな」と思いました。もともと海外生活も好きだったので、英語で学べる環境に戻れることや、新しい国で暮らせることにも魅力を感じていました。結果的に、その選択が今のマレーシア留学にもつながっていると思います。
たなかさんはどんな経験がターニングポイントでしたか?

私にとっては、小学6年生の時の転校が大きなターニングポイントだったと思います。私は群馬県で生まれ育ったのですが、小さい頃から読書やラジオが好きで、自分の知らない世界を知ったり、視野を広げたりすることに興味がありました。一方で、みんなで同じことを同じペースで進める環境には少し違和感を感じていたんです。転校先の学校は自由を大切にしていて、一人ひとりが自分の興味のあることを探究できる環境でした。そこで、自分の考えを発信する楽しさや、人に理解してもらえる喜びを知りました。その経験が今の行動力や考え方につながっていると思います。

たなか

小川

自分に合う環境と出会えたことが大きかったんですね。卒業する時はやっぱり寂しかったですか?

ものすごく寂しかったです(笑)。今でも人生の中で特別な時間だったと思っていますし、自分を大きく変えてくれた場所でした。そこで出会った先生方や友達は、今でも尊敬しています。

たなか

小川

尊敬できる大人が身近にいる環境って素敵ですよね。その後、中学校からイギリスに留学されたんですよね?

そうです。もともと小さい頃から英語を習っていて、「英語が話せると世界中の人と友達になれるよ」と先生に言われたことがずっと心に残っていました。イギリスについて詳しく知っていたわけではなかったんですが、日本から遠く離れた場所だからこそ、新しい視点で日本を見たり、自分とは違う価値観を持つ人たちと出会えたりするのではないかと思ったんです。それが留学を決める大きな理由でした。

たなか

小川

やっぱり好奇心が強いんですね。私も新しい場所に行く時は不安もありますけど、「どんな人に出会えるんだろう」っていう楽しみの方が大きいかもしれません。

分かります!私も知らないことを知りたいという気持ちがすごく強いです。

たなか

小川

日本からイギリス、そしてニュージーランドへと環境が変わる中で、不安はありませんでしたか?

もちろんありました。知らない人たちの中に飛び込むことは毎回怖かったですし、慣れるまでは大変でした。でも、小学校の転校を経験した時から、「新しい環境では新しい自分に出会えるかもしれない」という期待も持つようになったんです。ニュージーランドへ来た時も、不安はありましたが、それ以上に新しい発見や学びへのワクワク感がありました。

たなか

小川

すごく前向きな考え方ですね。私は転勤族だったこともあって、「最初は大変でも、どうせそのうち慣れるだろうな」という感覚があります(笑)。マレーシアに一人で留学した時も、「もし合わなかったら別の選択肢を考えればいいか」くらいの気持ちでした。

実は私も似ています(笑)。ニュージーランド留学を考えた時、イギリスに残りたい気持ちも少しありました。でも、「やってみたい」という気持ちが強かったんです。もし違うと思ったら別の道もある。そう考えることで、一歩踏み出すことができました。

たなか

小川

考え方が似ている部分が結構ありますね(笑)。

本当にそう思います!

たなか

小川さんは、進路や人生の選択をする時に何を大切にしていますか?

たなか

小川

私は、自分にどれだけ余裕を持てるかを大切にしている気がします。もちろん挑戦することも大事なんですけど、無理をし続けるよりも、自分の心や生活にゆとりを持ちながら過ごせる環境を選びたいと思っています。今マレーシアで暮らしているのも、その考え方が影響しているかもしれません。生活面での負担が比較的少ない分、自分のやりたいことや学びたいことにエネルギーを使えるのが魅力だなと感じています。もちろんそれだけではなくて、多様な文化に触れられることや、さまざまな国の人たちと出会えることも大きな魅力です。

すごく共感します。私も一番大切なのは自分自身で、特に心の状態だと思っています。どれだけ魅力的な環境にいても、自分が無理をし続けていたら長くは続かないと思うんです。だからこそ、「自分がどう感じるか」とか、「その環境で自分らしくいられるか」は大事にしています。

たなか

小川

確かに、自分の気持ちを置いていかないことって大事ですよね。進路って周りから見える部分で判断しがちだけど、自分がその環境でどう過ごせるかも同じくらい大切だなと思います。

小川

進路に迷っている人たちへ、たなかさんならどんなメッセージを送りたいですか?

結果だけでなく、その過程で何を学ぶかも大切だと思います。新しい環境に飛び込む時は不安もあると思いますし、「自分に合っているのかな」と悩むこともあると思います。でも、その経験の中で得られる学びや気づきは必ずあると思うんです。たとえ思い通りにいかなかったとしても、その経験は無駄にはならないと思います。だから、少しでも挑戦してみたいという気持ちがあるなら、自分の可能性を信じて一歩踏み出してみてほしいです。

たなか

小川

私もすごくそう思います。正直、進路って選んだ瞬間に正解か不正解かが分かるものではないと思うんです。振り返った時に、「あの経験があったから今の自分があるな」と思えることが多い気がします。だからこそ、完璧な答えを探すよりも、自分が少しでも納得できる選択をすることが大切なんじゃないかなと思います。

小川

今のニュージーランドでの生活はどうですか?

すごくゆったりしています。ニュージーランドに来てから、時間の流れ方や生活の感覚が大きく変わりました。以前よりも一つひとつの時間を丁寧に過ごせている感覚がありますし、環境によってこんなにも過ごし方が変わるんだなと実感しています。それに、人が本当に優しいんです。実はニュージーランドに来て最初に泣いたのはホームシックではなくて、人の優しさに感動した時でした。

たなか

小川

今日は海外生活を経験しているGLメンバー同士で、たくさんお話しすることができましたね。たなかさんの経験や考え方を知ることができて、とても面白かったです。

私もたくさんお話しできて楽しかったです。小川さんの経験や考え方にも共感する部分が多くて、とても充実した時間になりました。ありがとうございました!

たなか

小川

こちらこそありがとうございました!


クロストークは、人と人が交差する中で生まれる言葉を大切にしていきたいと思っています。今後もぜひお楽しみに。

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