クロストークって?
クロストークとは Grow&Leapのメンバー・関係者・My Story Project(MSP)受講生が交差(クロス)する対談企画。それぞれのリアルな経験や言葉を通して、活動の内側と、そこにいる人たちの多様な姿をお届けします。
今回は、金融系ITエンジニアの社会人3年目・だいごさんと、新設高専に通う現役2年生・そういちろうくん。同じ「高専生」でも、全然違う世界を生きてきたふたりが、進路・好き・モチベーションについて語り合いました。

だいごさん
Grow&Leapスタッフ(2026〜)
6期メンター
金融系ITエンジニア(社会人3年目・神戸高専OB)

そういちろうさん
My Story Project 受講生
3期生(2024〜)
高専2年生
対談メンバーの自己紹介タイム

だいご
神戸高専に5年間通って、2020年に大学へ編入しました。2年間大学に通ったあと、今は金融系のIT企業に就職して、社会人3年目・25歳です。今月Grow&LeapのMyStoryProject ( MSP )メンターとして参加したばかりで、今日が初めての場なので少し緊張しています(笑)。
高専時代は陸上部に入ったり、レポートに追われながら学業を頑張っていました。研究はAI関連のことをしていましたね。
福岡県出身で、今は高専2年生です。3〜4年前にできた新しい学校で、僕は3期生として入りました。学校では、アメリカのロボット大会に出るチームに所属していて、資金集めや営業的なこと、あとはブランディング担当として提案資料やグッズをつくったりしています。文化祭の実行委員もやりながら、学校の外ではお姉ちゃんと一緒に「Beelog」っていう課外活動メディアも運営しています。

そういちろう
高専に入ったきっかけ

だいご
そういちろうくんは今、MSP(My Story Project)に参加していますが、高専在学中にMSPを受けようと思ったのはなぜですか?
実は中2の時に受講したんですよ。その頃はまだ高専に行こうとは考えていなくて。中2の終わりにMSPのダイヤモンドコースに一区切りがついて、いざ受験を考えた時、地元の周りの高校にあまり惹かれなかったんですよね。「だったら行きたいところへ行こう」って県外を探し始めて、今の学校に出会いました。
最初は「高専=バリバリ理系」っていう偏見があって、どちらかというと文系だった自分には合わないかなと思ってたんですけど、よく調べてみたら全然普通の高専と違って。理系はもちろんだけど文系もちゃんとやって、テクノロジーだけじゃなくてデザインもある。広く浅くいろんなことを学べて選択肢が増えそうだと思って、ここに決めました。

そういちろう
「高専」と一括りに言っても、全然別物だった。

だいご
僕が通っていたのはいわゆる従来型の高専で、入学時点から学科が決まっていました。電気電子科とか機械科とか情報科とか、受験の段階で第一志望・第二志望を選ぶ感じです。1年生からずっとその専門科目を深めていくイメージですね。
うちは逆で、デザイン系もテック系もどちらも同じくらいできる環境で、絞れっていう感じじゃないんですよ。ミッションが「テクノロジー×デザインで人間の未来を変える」なので、技術だけじゃなくて、ものをつくってそれを事業にしていく起業家を育てようとしているんです。だから学校が分野を絞っていないんだと思います。

そういちろう

だいご
へえ、それは全然違いますね。僕は高専では電子系に絞られていたから、大学への編入先でやりたい研究テーマが変わったりもして。そういう意味では絞らないスタイルはいいなと思いました。
でもそれが難しくて(笑)。広く浅くいろんなことに手を出したら全部好きになっちゃって、絞れなくなってきているんですよね、今。

そういちろう
「好き」と「モチベーション」の話

だいご
ちなみに今、一番楽しいと思えることって何ですか?
むずいなあ……。なんか、課題解決ってマイナスをゼロにする感じじゃないですか。僕はそれよりも、今プラスにあるものをさらにプラスにするような、エンタメ的な方向に最近興味があって。テクノロジーもデザインも全部頑張れたらって、欲張りかもしれないですけど(笑)。

そういちろう

だいご
それ、すごく大事な発見だと思います。実は今回それを聞いたのも理由があって、高専の技術系の分野って、「好き」を見つけた人が圧倒的に成果を上げているんですよ。たとえば生成AIとか、旬の産業だからとりあえずそこに行けば堅いかな、みたいな感じで技術に入ってしまうと、なかなか時間を注ぎ込めなくて成果が出なかったり、燃え尽きてしまったりする。やりたいことが先にあって、それと技術がつながった人が、仕事でも研究でも一番伸びている、というのを周りを見ていて感じていて。
それ、最近自分でも気づいたことと重なっていて。自分のためだと手が動かないんですけど、「誰かにこれつくって」って言われた時は、めちゃくちゃ集中できるんですよ。誰かのためならいくらでも頑張れるって気づいたんですよね。

そういちろう

だいご
素晴らしい。「どういう時に自分が嬉しいか」を知っているのって、本当に大事な観点だと思います。その感覚を持ったまま技術を学んでいけると、すごく大きな成果につながると思いますよ。
高専の進路って、どうなってる?
ちょっと聞いていいですか。普通の高専って、卒業後の割合どんな感じですか?

そういちろう

だいご
だいたい大学編入と就職が半々です。そのなかで専攻科(高専の5年+2年のプログラム)に行く人が2割ぐらいいて、残りの8割は大学に編入する感じですね。
うちはまだ卒業生がいないんですけど、学校の理想は「起業4割・就職3割・進学3割」らしいです。でも実際に4年生を見ていると、就職を選ぶ人が多い感じがします。2〜3年生からインターンに行って、そのまま繋がりで就職を考えているケースが多いみたいで。

そういちろう

だいご
在学中に起業するっていうのはありだと思いますけど、高専で起業して続けていくのはなかなか珍しいですよね。まわりを見てもあまり聞かないので。
おわりに

だいご
色々精力的に頑張られていてすごいなと思いました。あと、高専って一括りに言っても、こんなに違うんだというのが正直な驚きでした。進路についても色々な選択肢があるので、やりたいことを見つけながら頑張ってほしいなって思いました。
普通の高専のことをあまり知らなかったので、比べてみて今の環境に何があって、何がないのか知れたのがよかったです。あと、スキルをつけることだけじゃなくて、自分の好きや興味をもっと深掘りして、将来何をしたいか考えていくのが大事なんだなって改めてわかりました。進路のことを考える機会になってよかったです。

そういちろう
クロストークでは、人と人が交差する中で生まれる言葉を大切にしていきたいと思っています。今後もぜひお楽しみに。


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