キャリア教育NPO法人 Grow & Leap

目黒は目黒でも、東京から最も遠い地⁉自然体験ツアーに行ってきました!

みなさん、こんにちは!2期MSP生であり、現在MSP運営メンバーの1人として活動しているみちひろです。

すっかりと秋が深まり、街の木々も少しづつ色づいてくる季節になりました。私は小学生の時、学校の木の下に落ちたたくさんのどんぐりを集めるたびに、秋を実感していました。
みなさんはどのようなことで秋を感じられて来ましたか?

さて、GLでは11/3(金)~11/5(日)の二泊三日で「自然体験ツアー・四国森の国で水と生きる三日間」を実施しました。昨年も実施された「自然体験ツアー・三重県間崎島」にも、私は参加しましたが、今回は運営側に入って一緒に企画しました!

今回のツアーは水のサイクルを、実際に川の始まりから海までを見ることで体感してみよう」というテーマです。誰でも学校で一度は習ったことのある水のサイクルですが、実物を見たことない人がほとんどではないでしょうか。それを実際に見てみよう!というのが今回のテーマでした。

舞台は愛媛県と高知県の県境に位置する松野町目黒地域とその周辺!松野町は「東京から最も遠い」と言われるほど、豊かな自然が残された貴重な場所です。

(なんと今回は、松野町に住われているGL中高生サポーターご夫妻のご自宅にお邪魔させていただき、三日間を過ごさせていただきました。本当に心から感謝申し上げます。また、その他にも、四国にいらっしゃるGL中高生サポーターの方々も加わり、プログラムのガイドや様々な事前準備、食事の手配に至るまで、あげるとキリがないほどにたくさんのことを準備してくださりました。ご協力のおかげで素晴らしいツアーを開催することができました。本当に有難うございました!!✨)

今年の自然体験ツアーでは、事前、事後プログラムをそれぞれzoomで開催しました。

事前プログラムでは、「友達の境界線は?」「住むなら都会?田舎?」という二つの議題で討論を行い、初めましての人たちと交流を深めました。

事後プログラムでは、3チームに分かれて、感じたことを写真や文字を通して一緒にスライドで表現しました。ツアー中に高校生の参加者の1人が俳句を作ってくれ、大いに盛り上がったこともスライドの中に記録されていました!

1日目は松山駅で集合し、車で宇和島を経由して九島まで向かいました。九島は日本で最後にニホンカワウソが捕獲された島だということを聞き、参加者たちは驚きの声をあげていました。

尻割山でのハイライトは夕日でした。四万十川の源流を見に行った後、山頂から九島までが一望できる素晴らしい場所に案内していただき、美しい夕日を一人一人が噛み締める不思議な時間を過ごしました。中高生だけでなく、大人の皆さんも心を奪われている様子がとても印象的でした。

2日目、朝早くに出発して滑床渓谷に向かいました。目を見張るほどの自然美はもちろんのこと、滑床渓谷には日本の滝百選にも選ばれる美しい滝がありました。参加者たちの何人かは水着に着替え、滑り台のように滝をくだって楽しんでいました。11月とはとても思えない光景が広がっていたように思います。

お昼ご飯は地元目黒地域で取れたものだけで作られたお弁当を四万十川の河原で食べました。お米や豚肉、魚やドレッシングに至るまで全てが地元で作られたものだそうで本当に驚きました。味はこれまで食べたお弁当で一番美味しいという人がいるほど美味しく、事後プログラムでお弁当の写真一枚のスライドができるほどでした。また、同時に「このお弁当が自然の命たちのおかげで成り立っている」と感じることができたと言っている高校生の参加者の言葉がとても印象的でした。

サップ体験は多くの参加者が印象に残るプログラムとしてあげるであろうものでした。四万十川の大自然を感じながらのサップももちろんなのですが、途中の休憩での出来事でした。川の中の岩の裏にいるヒラタカゲロウがおいしいという話になり、多くの人が試食していました。実際に私も食べたのですが、「かすかに甘い虫」という印象だったことを覚えています。ツアーガイドをしてくださったGOOD RIVERの方は『この虫を食べている参加者は初めてです』とおっしゃっていました、、(笑)

最後はBBQで、家の前の川で捕れたという大きなカニやエビなどを豪快に料理して食べ、腹を満たした後は、焚き火を囲んでツアーの振り返りもしつつ語り合う時間を持ちました。普段、生きる中で抱えていることや悩みなどについてお互いにスッキリするまで話すことができ、終わった頃には一時半になっていました。

大自然の中での全ての出来事が参加者たちにとってとても貴重な体験でした。

今回のツアーは高校2年生から社会人まで様々な年代かつ、福島や東京、名古屋、四国など様々なところに住む人たちが集まったツアーでもありました。普段の生活ではお互いに関わることがない人たち同士だったからこそ、「色々な人たちとの対話を通して自分について、自分の住んでいる地域についての理解が深められた」という声もあがりました。

大自然という場に出て過ごした三日間が、一人一人に全く違った気づき、発見を提供してくれたということがとても興味深かったです。「これがまさに個性なのか?!」と感じるような体験でした!

以下、参加者の感想です。

多くの日常では体験できないようなことを体験できてとてもいい経験になった。また、都会では感じられない自然の良さを感じることができた。五感で感じることでより自然の良さというものを感じることができた。(高3男子)

普段行くことの少ない山や川について実際に行き、どのように自然が成り立っているのかを知ることはとても興味深いことだった。水がどのように出てきて川を作るのかというのは知識の上でしか知らなかったが実際に見ることができ、確かめることができた。(高3男子)

今まででいちばん素敵な時間…人の愛、自然の繋がりを体、五感で感じられた素敵で最高の時間でした!!ありがとうございました!(大1男子)

はるばる福島から参加した甲斐のあるツアーでした。その地域の個性を感じ、自分の住む地域の個性を再認識しましたし、ほかの参加者の個性を感じ、自分の個性を再認識できました。もし東北・福島でやるならどうやろう…!(社会人男性)

 

【参考】当日のプログラム

〈1日目〉
九島で昼食
尻割山で四万十川の源流地点と夕日をみる
夜は裏山のナイトハイク

〈2日目〉
滑床渓谷散策
四万十川の川辺で昼食
四万十川でサップ体験
BBQ
焚き火を囲んで語り合う

〈3日目〉
移動日

 

 

みちひろ

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