キャリア教育NPO法人 Grow & Leap

1枚の写真で大盛り上がり!「美術・芸術」をテーマにしたイベントを開催!

こんにちは。松隈です。

1月27日(土)に、My Story Project の3期生の朋実さんが企画者となって、オンラインイベントを開催しました。中高生や大学生といった学生世代を中心に、総勢11名が参加しました。
今回のテーマは「美術・芸術」。朋実さんが絵に対して自分なりの解釈や考えを共有してくれるプレゼンで幕を開け、その後はグループに分かれて、様々なジャンルの絵や写真について、それぞれが感じたことや考えたことを、お互いにシェアしていく時間を持ちました。

 

絵のパート

最初は、美術作品を題材にして、受け手目線で純粋に惹かれたものや作品の自分なりの解釈を語り合いました。

①「空の色がきれいすぎる!って思った!」
②「無作為に飛び散っている感じがいい!」
⑥「はっきりしている線が好き。受け止めやすいし、分かりやすい!」

など、それぞれの感じたことを共有し、さらにそこからもう一段階深く考えてみたことを話しました。

自分の体験と重ねてみたり、色に込められた意味に着目してみたり、作品の構図から読み解こうとしてみたり、同じようなジャンルの作品と比較して考えてみたり…一人ひとりの色を如実に感じる時間となりました。
メンターの中には卒論の締切が目前に迫っていた人もいて「実はムンクの叫び(①)のような顔をしたい気分(笑)」という話も。この作品は、自然や怪物が叫んでいて耳をふさいでいる状態らしいので、卒論が怪物なんですかね。(笑)

また、様々なトークで盛り上がる中、「芸術とは作者の意図通りに受け取った上で考察することが大事なのか、それとも作者の意図とは異なったとしても自由に受け取ることが大事なのか、どうなんだろうか?と疑問が生まれた」という声もあがりました。


写真のパート

後半では、参加者が日常の中で撮った写真について、その時のエピソードや感情も交えながら、交流する時間となりました。

参加者が持ち寄ってくれた写真はどれも本当に素敵な写真ばかりでした。日の出や夕焼けなど、「自然」に関連する写真が多くありましたが、それぞれにそれぞれの経緯があって、その経緯に耳を傾けてみると、不思議なことに、写真の見え方や深みが変わるんですよね。
「初めて年末年始に一人で県外に出て見に行った初日の出」と聞くと、ただ綺麗なだけではなく、不安ながらも初めて一歩を踏み出した感覚や一年の抱負を胸に新たに決心する心など、様々な感情や感覚が喚起されます。そうすると「日の出を待つ風は、きっととっても冷たかっただろうな」とか「一段と輝いて見えて、まさに太陽がエネルギーの根源に思えたんじゃないかな」とか、色んな妄想が広がりますね。(笑)

個人的には、参加者の方のお話を聞きながら、経緯やストーリーがあってこそ感動するんだな、と改めて感じました。どの写真もすごく素敵なのですが、その写真の中に存在する時間や空間を感じるとき、その素敵さが何十倍にもなるなあと。

作品や日常で感じることや自分の体験は、普段はなかなか語り合うことが少ないものだと思います。朋実さんが企画してくれたイベントは、そのようななかなか語り合うことのないことをゆっくりみんなで語り合うことができた、そんなイベントになったのではないかと思います。

 

参加者の感想

人によって同じ部分でも捉え方が違ったり、違う部分に目をつけてあーと共感したりしてとても楽しかったです。また、1枚の写真ですごい話が盛り上がって面白かったです。(中学生)

芸術の素晴らしさや奥深さ、楽しさに改めて気づけたとても良い機会でした!人と話すことでこんなにも作品の世界の見え方が広がるんだ!も感動しました。みなさん優しい方ばかりで、交流も本当に楽しかったです。(高校生)

中・高・大の年齢飛び越えてグループで話してっていう環境は自分の高校生の時には経験したことがなかったのでとっても素敵な空間だなと思いました。それを高校生が考えて前で話しながら進行して行くのがさらに素敵だなと思いました。ともみちゃんが前に出て自分の意見をはっきり言っていた様子がかっこいいと思いました。(大学生)

 

イベント概要

開催日時 2024年1月27日(土) 19:30~21:00
場 所 zoom(オンライン)
参加費 無 料
対 象 中高生~社会人
事務局 キャリア教育NPO法人Grow & Leap

くまちゃん

CAPTCHA