キャリア教育NPO法人 Grow & Leap

【メンターインタビュー】夢は変わってもいい。それでも、変わらない思いがある。

こんにちは、ゆずきです。
今回は、6期My Story Projectより、メンターに挑戦しているゆまさんにインタビューしてきました!

一人ひとりに向き合える人に

私は愛知県名古屋市の大学に通っている2年生です。教育学部に所属していて、将来は中学校の国語の先生になりたいと思っています。趣味は神社巡りや山に行くことです。あとお酒が好きなので、旅行に行った時に地酒を飲むのにハマっています。今ここにあるんですけど、初緑っていう飛騨のお酒が、見つけた中で一番美味しかったです!(笑)

GLを知ったきっかけは、同じ6期のメンターを務めている、かのんです。以前、かのんが名古屋に来た時に家に泊まったのですが、その時にGLのイベントに参加したことや、中高生のサポートをしていることを教えてもらいました。「うわ、めっちゃ面白そう!」と思ったのが、GLを知ったきっかけです。

私は将来、中学校の先生になりたいと思っています。学校の先生になると、一人の生徒とじっくり向き合う時間はなかなか取れないと思うので、MSPを通して一人の子と向き合い、「この子は何を感じているんだろう」「どうしてそう思ったんだろう」と考える力を身につけたいと思いました。それに、単純に「面白そう!」と思ったことも大きくて、応募しました。

小学生の頃から先生になりたいと思っていました。小学校、中学校でつらい経験が学校であったので、その時にもっとこういう先生がいたらいいなっていうのがすごくあって、そういう先生になるために今頑張ってます。

最近、自分は人の話を聞く時に、先に「こういう答えかな」と回答をイメージしてしまうことが多いんだと気づきました。もちろん考えることも大切だけど、まずはその人の話をきちんと聞くことを大切にしたいと思っています。

もう一つ伝えたいのは、GLの個性についての考え方です。個性は「感じたこと、考えたことそのもの」という考え方にとても共感しています。私は、漢詩とか和歌がすごく好きなんですけど、それを感じるのって本当に人それぞれ感じ方が違うから、そういうのを子供たちにすごく大事にしてほしいなって思っています。GLの個性の話を聞いた時に、「あ、自分の考えるそのままを大切にしてるな」と思ったので、それをすごく伝えたいなと思っています。

人を知るってこんなに楽しい

研修の動画をたくさん見て、それも学ぶ内容がとても多かったのですが、やはりロールプレイが一番印象に残っています。ロールプレイをする前はめっちゃ緊張していたんですけど、始まったら、自分がロールプレイしてることも忘れるくらい、受講生役の松隈さんとお話ししてるのがすごく楽しかったです。

そこで気がついたのが、あ、これってめっちゃ楽しいことなんだなって。緊張してやることじゃないというか、本当に私自身が楽しんだらその子もきっと楽しいだろうなって気がついて、いろんな細かいことも考えてたんですけど、やっぱり自分が楽しむことが一番だなと思いました。

その人が感じることがどうやって構成されていったのかを、どんどん作っていくのがすごく楽しかったです。その子がそう感じる背景には、こういう出来事が昔あったからなんだとか、そういうことを考えるのがめっちゃ楽しくて。なので、そこに集中していたらいつの間にか緊張もなくなっていました。

はい、すごく思います。この間、それこそメンターをやってるかのんちゃんが泊まりに来た時に、モルモン教っていう宗教について少しお話聞いてもらえませんか?と声をかけてくださった海外の方がいて。私はその宗教自体に興味があるっていうよりは、その人がどうしてその宗教を信仰してるかとか、その宗教のどういうところを大切にしてるのかとかを知りたいと思って、積極的に話を聞いていました。

かのんちゃんに「人の話を聞くのが好きなんだね」と言われました。あ、やっぱそうなんだと最近改めて気づきました。

そうなれたきっかけがありました。私、大学1年生の時に哲学の授業を取っていて、その哲学の先生と仲良くなったんですよ。それで、その先生は本当にとにかく相手を知ろうっていうことをする先生で、そういうところから学んだと思います。

でも最近その思いがより強くなってきたので、このMSPの活動の影響も大きいと思います。

「先生になる」しか知らなかった私が、気づいたこと

小学校の頃から学校の先生になりたかったので、高校も「教育コース」に通っていました。私自身は、これまで先生以外の職業をほとんど見てこなかったので、「将来どんな仕事に就こう?」と迷った経験があまりありません。中高生の頃から、自然と「先生になる」と思っていたんです。

だからこそ、将来やりたいことが見つからず、大学選びにも迷っている弟を見ていると、難しさを感じます。弟は私にも相談してくれるのですが、私にはそのような経験がないので、具体的なアドバイスをすることができません。それでも、「私もわからないからこそ、一緒に考えてみよう」と思って、弟と話しながら一緒に答えを探しています。

高校では3年生の時に1年間、自分が興味を持ったことをテーマに探究活動をしていました。私は国語について研究していたのですが、友だちの中には、探究活動をきっかけに先生以外の職業にも目を向けるようになった子がいました。

ずっと「先生になりたい」と思っていたけれど、「もしかしたら、こっちの道もあるかもしれない」と新しい可能性を見つけていく友だちを見て、自分の考えはいつでも変えていいんだと気づきました。教育コースに通っていると、「先生にならなければいけない」というような固定観念を持ってしまうこともあります。でも、必ずしもそうではないんだと、高校時代の経験を通して感じました。

だからこそ、MSP生にも、今「これをやりたい」と思っていることがあったとしても、活動を通していろいろな職業や生き方を知る中で、「やっぱり別の道に進みたい」と思ったら、変わっていいんだよ、と伝えたいです。

やっぱり辛い経験があったっていうのが大きいです。いじめられていたことがあって。小学校の時もそうだったんですけど、中学校二年生のその経験が本当に辛かったです。

高校生の時はすごく楽しく過ごしてたし、大学入って友達にも恵まれて、自分が学びたい分野も学んでいてすごく楽しいんですけど、今、昔を振り返った時に中学生だった時の自分を守ってあげたい、忘れたくないなっていう思いがすごくあります。あの時の自分がのびのび過ごせたり、自分の考え一つに閉じこもらずに、色々なことに飛び出せていたらと考えると、絶対先生になりたいっていう思いは変わらなかったです。

ゆずきさんがさっきおっしゃっていたように、生涯で色々な職業をやっていいと思っていて。もちろん生涯かけてやっていくのもいいけど、絶対こうじゃなきゃいけないというプレッシャーの中で決めるものではなくて、その時自分がやりたいことができているのがきっとその人生の幸せだと思うので、キャリアに対してはそういうイメージを持っています。

そして、私は学校の先生しかこれまで見て来なかったので、MSP生に自分がアドバイスする時や、一緒に考える時に自分の経験も必要だと思うので、色々なボランティアや塾でのアルバイトなど色々な体験をしていきたいと思っています。

今担当しているMSP生が、前回のセッションで悩みを相談してくれました。その時、「今日はすごく悩んでいるんだな」と感じたので、その回は何かを進めるのではなく、じっくり悩みを聞く時間にしました。松隈さんからも、「そういう回があってもいいと思う」と言っていただいていたので、思い切ってやってみたのですが、悩みを話してくれたことで、少し距離が縮まったように感じました。

きっとMSP生も、「メンターは自分のことをどう思っているんだろう」と気になることがあると思います。でも、メンターも同じように、MSP生が普段どんなことを感じたり、考えたりしているのかを知りたいと思っています。実際に、その子は「明日、お母さんと映画を見に行くのが楽しみ」といった日常の話もしてくれました。そういう何気ない話を聞けることも、私はすごく嬉しいです。

だから6期生のみなさんも、悩み事だけでなく、「今日はこんなことがあった」「これが楽しみ!」みたいな、普段感じていることをぜひメンターに話してみてください。きっとメンターも、みなさんのそうした日常の話を聞けることを嬉しく思っていると思います。

そして何より、まず「MSPに参加してみよう」と一歩踏み出したこと自体が、とても素敵なことだと思います。その行動力を、これからもずっと大切にしてほしいなと思います。

ゆずき

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