キャリア教育NPO法人 Grow & Leap

全国11都府県から26名が参加!6期My Story Projectがスタートしました

2026年8月、6期目となる「My Story Project(MSP)」がスタートしました!
今年参加してくれたのは、全国11都府県から集まった26名の中高生たち。

これから2027年3月までの約半年間、メンターとの1対1の対話や仲間との交流、さまざまな人との出会いや実践を重ねながら、一人ひとりの「My Story」を描いていきます。
2021年に始まったMSPも、今年で6期目。これまで参加した中高生は、累計127名になりました。

今回は、そんな6期MSPのスタートの様子をお届けします!

全国11都府県から、26名の中高生が参加!

6期MSPには現在、東京都・愛知県・神奈川県をはじめ、全国11都府県から26名の中高生が参加しています。
中学1年生から高校2年生まで、年齢も住んでいる場所も、通っている学校もさまざまです。

6期MSP生の全国分布

もちろん、MSPに参加した理由も一人ひとり違います。

「自分自身をもっと知りたい」
「興味のあることを行動につなげたい」
「学校の外の人や価値観に出会いたい」
など、さまざまな思いを持って参加してくれています。

すでにやってみたいことがある人もいれば、まだ「これだ」と思えるものを探している人もいます。
MSPでは、最初から明確な夢や目標を持っている必要はありません。

「なんとなく気になる」「なぜか好き」「ちょっとやってみたい」。

そんな、まだうまく言葉になっていない気持ちも大切な出発点です。

「じぶんの人生のアントレプレナー」を目指して

MSPで大切にしているのが、「じぶんの人生のアントレプレナー」という考え方です。
「アントレプレナー」と聞くと、「起業家」を思い浮かべるかもしれません。でも、MSPで目指しているのは、全員が起業家になることではありません。

自分は何に心が動くのか。
どんな経験をしてきたのか。
何を大切にしたいのか。
これから、どんなことをやってみたいのか。

誰かから与えられた正解ではなく、「自分」を原点にしながら、自分の人生を考え、選び、行動していく。

そのため、MSPの半年間に決まった「正解のルート」はありません。
誰かにインタビューしたり、イベントを企画したり、興味のあることをとことん調べたり。時には、立ち止まって自分自身について考えることもあります。

26人いれば、26通りの半年間があります。

まずは、6期生同士が出会うところから

8月11日には、6期最初の全体企画となる「スタートダッシュ交流会」を開催しました!

全国各地からオンラインで参加するMSPだからこそ、まずは「これから一緒に活動していく6期生に、どんな人たちがいるんだろう?」と、お互いを知るところからスタートします。

スタートダッシュ交流会

MSPは、メンターとの1対1の時間を軸としたプログラムですが、それだけで完結するものではありません。

違う地域、違う学校、違う興味を持つ仲間と話してみることで、
「そんなことを考えている人がいるんだ」
「それ、面白そう!」
と、自分一人では出会えなかった考え方や世界に触れることがあります。

これから半年間、MSP生同士のつながりも少しずつ広がっていきます。

1対1だからこそ、自分自身とじっくり向き合う

交流会と並行して、メンターとの1対1の個別受講も始まっています。

最初は自己分析。幼い頃までさかのぼって、自分がどんなことに心を動かされてきたのかを振り返ることもあります。

「なぜ、それが好きなんだろう?」
「そのとき、どうしてそう思ったんだろう?」
「本当は、何をやってみたいんだろう?」

普段なら通り過ぎてしまうような出来事や感情に立ち止まり、メンターとの対話を通して少しずつ言葉にしていきます。

メンターは、答えを教える先生ではありません。
本人の中にあるものを一緒に探したり、ときには問いを投げかけたり、新しい人や世界につないだりする伴走者です。

対話して、考えて、やってみる。そして、やってみたことからまた考える。
その繰り返しの中で、自分でも知らなかった自分を少しずつ見つけていきます。

「頭の中にあること」を、どうすれば相手に伝えられる?

9月5日には、全体企画として「言語化ワークショップ」を開催しました。
講師を務めてくれたのは、京くん。2期からスタートしたこの言語化ワークショップの講師をずっと務めてくれています。今回のテーマは、その名の通り「言語化」です。

私たちは普段、「ちゃんと伝えた」と思っていても、相手の頭の中にはまったく違う景色が浮かんでいることがあります。

ワークショップでは、そのことを「富士山」を例に考えました。

「富士山」と聞いても、湖に映る富士山、桜と一緒に見える富士山、浮世絵の富士山、銭湯の壁に描かれた富士山など、思い浮かべる景色は人それぞれ。
同じ言葉を使っていても、その言葉から受け取るイメージは一人ひとり違います。

だからこそ大切なのが、
「自分の言葉が100%そのまま相手に伝わるわけではない」
ということを知ることです。

ワークショップでは、
①伝えたいことを具体的にイメージする
②そのイメージを言葉にする
③5W1Hなどを使って必要な情報を補う
という3つのステップを実践しました。

大切なのは、たくさん話すことではありません。

自分の中で生まれるものに合う言葉を探し、「何を一番伝えたいのか」「相手にどんなイメージを持ってほしいのか」を考え、必要な言葉を選ぶこと。

これから自分自身の「My Story」を考え、それを誰かに伝えていく6期生にとっても、大切にしてほしい力の一つです。

実際にやってみて、「伝わる」の違いを感じる

今回は講義を聞くだけではなく、MSP生同士で実際に言葉にして、伝え合う時間も設けました。
参加した6期生からは、こんな感想が寄せられています。

最初の言語化ゲームをしたことで、自分と他人で同じ言葉を聞いても伝わる内容がかなり変わるんだなと感じることができ、その後の講義の内容にすごく納得しました。

また、実践していく中で、

「こうすればいいのか!」「さっきよりうまく伝えられている気がする!」と感じることができていました。

という声も。

言葉にしてみる。
誰かに伝えてみる。
相手の言葉を聞いて、また自分について考えてみる。

言葉にすることで、自分の中にあったものが少しずつ輪郭を持っていく。
そんな対話の積み重ねも、これからのMy Storyにつながっていきます。

半年後、26人はどんな「My Story」を描いているだろう

6期My Story Projectは、まだ始まったばかりです。
今はまだ、半年後に自分が何をしているのか想像できない6期生もいるかもしれません。

誰かとの出会いから、突然やってみたいことが生まれるかもしれない。
昔好きだったものを思い出して、それが新しい挑戦につながるかもしれない。
実際にやってみたことで、「これは自分がやりたいことではなかった」と気づくかもしれない。
それもすべて、その人自身のMy Storyです。

MSPで大切なのは、半年後に全員が「すごいこと」を成し遂げることではありません。
自分の心が動いた瞬間に気づき、それを自分の言葉で捉え、自分なりの一歩を選んでみること。

これから約半年間、対話し、考え、動き、ときには立ち止まりながら、26人それぞれの物語が少しずつ形になっていきます。

半年後、26人がどんな景色を見ているのか。
私たちも、一人ひとりの「My Story」が動いていく時間に伴走していきます。

くまちゃん

Grow & Leap 常務理事・MSPメンター・事務局
大学院で臨床心理学を専攻、メインテーマは自尊感情と自己価値。一人ひとりが自分と向き合う中でよりよい在り方を見つけたり、社会の中で自分らしく生きることをサポートしたりしています!
(臨床心理士 有資格)

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